ビジネスのグローバル化に伴い、会社が締結する英文契約書は種類も多くなり、個人の契約類型における内容も高度化するなど、量的にも質的にも対応が難しくなっています。
このような状況の中、英文契約書を難なく読むことができ、間違いなく理解し、自社のためにカウンター・プロポーザルを作成し、外国側当事者を相手に基本的な交渉ができる人の存在の有無は、会社にとって経営上、切実な問題となっています。
英文契約書講座 〜国際ビジネス法務実務〜
【2022年10月~2023年3月】
企業法務の実務経験豊富な専門家の講師陣が教授する『英文契約書講座 』
本講座は実務経験を有する講師陣が、英文契約書における条文の解説(理論や概念)にとどまらず、そうした条文がなぜ必要なのか、契約当事者間でどのようなせめぎ合いがあり得たのか、実際に英文契約書をドラフト(起案)する際や相手方の提示契約書案に対するカウンタープロポーザル(対案)を行う際のキーポイントなどの解説を通じて、受講生は英文契約の実務対応力の向上を図っていきます。
講座概要
受講方法 | 「対面授業」と「オンライン授業」の組み合わせで実施 原則、「対面授業」と「ライブ配信授業」の組み合せで受講していただきます。対面授業に通学ができない場合は、「ライブ配信授業」あるいは「オンデマンド授業」で受講することも可能です。事前にご相談ください。 ①対面(教室)授業:新型コロナウイルス感染症予防策として[定員制]を導入しておりますので、受講生はご自身の通学日に教室で受講していただきます。 ②ライブ配信(同時配信)授業:教室で実施している授業をウェブ会議システム(ZoomミーティングやMicrosoft TeamsのZoom連携機能)を利用して受講していただきます。 なお、Microsoft TeamsのZoom連携機能をご利用の場合には、事前に連携が可能か確認をお願いします。 ③オンデマンド(異時配信)授業:ライブ配信授業を録画し、その動画を専用サイトから受講していただきます。 ※10月19日、11月9日、16日、30日、12月14日、2023年1月11日、 18日、25日は、ライブ配信授業となります。(教室授業はありません) なお、今後も政府や各自治体からの自粛要請を受けたり、教室の確保が困難になった場合は、対面授業を中止し、ライブ配信授業へ変更いたします。 ※講座申込の際には、「受講生の皆様へのお願い」をお読みいただきご理解・ご了承の上、お手続くださいますようお願い申し上げます。 |
期間 | 2022年10月12日~2023年3月22日 (休:11月23日、12月28日、2023年1月4日) ※2023年4月期スケジュールはこちら |
曜日 | 水曜日 |
時間 | 19:00~21:00 |
回数 | 全21回(週1回2時間) 【Q&Aセッション】 受講生へのサポートとして、全21回の授業とは別に「Q&Aセッション(希望者)」の日程を設ける予定です。 |
お申込締切日 | 2022年10月4日(火)まで ※締切日を過ぎてからのお申込についてはご相談ください。 |
受講をお薦めの方々 | ・英文契約の基本を体系的にしっかり学びたい方々 ・国際法務に従事している企業法務担当者や法務事務所に勤務の方々 ・国際ビジネス関連に従事し、英文契約を業務上取り扱うすべての方々 ・今後、英文契約の業務に従事したい方々 ・社員研修や自己啓発研修として、活用したい方々 |
※お申込者人数が5名に満たない場合には、開講しない場合があります。
※新型コロナウイルスに関する情報は刻々と情況が変化しており、当協会の対応も今後変更する場合もございます。当協会のホームページで最新の情報をご確認ください。
学習目標
- 実務で扱う主要な英文契約8分野を体系的に学ぶ(守秘契約、売買契約、総販売店契約、MOU・修正契約・終了契約、合弁契約、ローン契約、ライセンス契約、M&A契約)
- 英文契約の構造・専門用語・重要表現を習得
- 日本法と英米法の概念やロジックの違いを、実例を通じて理論的かつ実践的に学ぶ
- 英文契約書の読解力・ドラフティング力・代案提示力の向上
- 毎回の課題に取り組み、英文契約の理解を深める
授業の内容
国際法務の「現場」で役立つ英文契約の基本を体系的にしっかり学ぶ
授業では、英文契約の用語の背景、日本法と英米法の違いを実例を通じて理論的かつ実践的に学び、英文契約書の読解力、ドラフティング力、代案提示力の強化をしていきます。企業で国際法務の実務経験を有する講師陣が、英文契約書を読みながら、解釈を間違いないように、どのような点に気をつければよいのかなど、 国際法務の「現場」で実践的に役立つ英文契約の理論と実務を企業法務の立場で丁寧に解説していきます。
1:具体例を通じた学習
ビジネス法務上、ニーズの高い英文契約書を教材として使用します。英文契約に直接あたることによって、実務上の問題意識を身に付け、英文契約を実際に取り扱う上で注意すべき問題への対応能力を養います。
2:オリジナル教材と副教材
IPECが監修を行ったオリジナル教材を使用します。
海外での法実務のエキスパートの視点から、契約書を読む際に役立つポイントが織り込まれており、事前に予習や復習を効率よくすることができます。
また、英文契約の理解を深めるために、『体系アメリカ契約法』(中央大学出版部)、『国際契約の<起案学>』(木鐸社)を副教材として、使用します。
3:実務に即した解説
英文契約書で扱われている法律用語の意味や背景、英文の構成などをわかりやすく説明します。
実務では、想定外の事象に対する問題認識能力や問題解決能力が問われます。法律用語の意味なども含めて契約内容をより深く理解することによって、自分の言葉で考え、リスクを把握し、リスクを回避・低減する知識や正しく解釈する対応力の向上を目指します。
4:課題と中間・修了時の確認テスト
各英文契約書について学んだ内容の理解を深めるために、毎回課題に取り組んでいただきます。
また中間・修了時には授業内容の理解度を確認するためのテストにも取り組んでいただきます。
5:修了証書
講座修了者にはIPECから講座の修了証書が授与されます。(但し、講座修了時の出席率等が所定の基準を充たすことが条件となります。)
6: 受講生へのサポート
- 全21回の授業とは別日程で、英文契約の全般的なことについて講師へ質問ができる「Q&Aセッション(希望者)」を開催する予定です。オンデマンド授業の受講生にとっては講師へ直接質問ができる機会ですので、ご参加をお薦めします。日程は、講座期間中に調整いたします。
- 欠席した授業の対応については、別途お問合せください。
※本講座はIPECが開発し、その監修の下、ILC国際語学センター東京校で実施致します。
カリキュラム(例)
第1講 | 英米契約法入門&英文契約“起案学”入門 |
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第2講 | 守秘契約(1) |
第3講 | 守秘契約(2) |
第4講 | 売買契約(1) |
第5講 | 売買契約(2) |
第6講 | 売買契約(3) |
第7講 | 総販売店契約(1) |
第8講 | 総販売店契約(2) |
第9講 | 総販売店契約(3) |
第10講 | MOU・修正契約・終了契約、等(1) |
理解度の確認テスト(中間)(自宅で取り組む) | |
第11講 | MOU・修正契約・終了契約、等(2) |
第12講 | 合弁契約(1) |
第13講 | 合弁契約(2) |
第14講 | ライセンス契約(1) |
第15講 | ライセンス契約(2) |
第16講 | ライセンス契約(3) |
第17講 | ローン契約(1) |
第18講 | ローン契約(2) |
第19講 | M&A契約(1) |
第20講 | M&A契約(2) |
第21講 | M&A契約(3) |
理解度の確認テスト(修了)(自宅で取り組む) |
※やむを得ない事情により、スケジュールが変更される場合があります。
※【Q&Aセッション】 全21回の授業とは別日程で、講座期間中に調整いたします。
使用教材
本講座では、実務で扱う主要な英文契約8分野のIPECオリジナル教材を使用します。
副教材:『体系アメリカ契約法』(中央大学出版部)、『国際契約の<起案学>』(木鐸社)
講師
平野 晋先生
中央大学教授(国際情報学部長)
米国弁護士(NY州)・博士(総合政策)
IPEC法務英語教育ワーキンググループ座長
※平野先生をはじめ、企業で国際法務の実務経験を有する2名が各専門分野を担当します。
- 守秘契約、MOU・修正契約・修了契約(2)、合弁契約の担当講師:企業の国際法務に15年以上従事、米国弁護士(NY州)
- ローン契約、M&A契約の担当講師:企業の国際法務に20年以上従事、MBA取得者
受講料
270,000円(税込)全21回
※上記受講料にはIPECオリジナル教材代・中間・修了時の確認テスト代が含まれます。
副教材
『国際契約の起案学~法律英語の地球標準~』(木鐸社)6,600円(税込)
『体系アメリカ契約法~英文契約の理論と法務~』(中央大学出版部)7,150円
(税込)
※副教材の教科書をお持ちでない方はご購入ください。
お申込み方法
【お申込み前に必ずご確認ください】
本講座は、以下のウェブ会議システムを使用しますので要件を事前にご確認ください。
①「Zoomミーティング」公式サイト【PC、Mac、Linuxのシステム要件】または【iOSとAndroidのシステム要件】
②「Microsoft Teams」公式サイト【ハードウエア要件】
※Microsoft TeamsとZoomミーティングの連携機能をご利用ください。
ホームページの「お申込みフォーム」より必要事項をご入力の上、送信してください。
また、「受講申込書」よりお申込の場合にはFAX(03-3568-3696)でお送りください。
お支払い方法
2022年10月4日(火)までに銀行振込でお願いいたします。
※締切日を過ぎてからのお申込についてはご相談ください。
※請求書または領収書発行をご希望の場合は、お申込みの際にお申し出ください。また、領収書の再発行はできませんので、大切に保管してください。
※会社宛の請求書をご希望でお支払い期日のご相談がある場合は、別途お問合せください。
【振込先】 三井住友銀行 日比谷支店(店舗番号 632) 普通口座 2937466
【口座名義】特定非営利活動法人 プロフェッショナル イングリッシュ コミュニケーション協会
【ATM・PCで授業料お振込みの際のご注意】
銀行、インターネット等機械でお振込みの場合、口座名義の入力はトクヒ)プロフエツシヨナルイングリツシユコミユニケーシヨンキヨウカイ(全角カタカナ)になります。
※お振込手数料はお客様負担でお願い申し上げます。
お申込み受領後、IPEC事務局よりEメールにて詳細をご連絡させていただきます。ドメイン指定などの受信制限を設定されている場合には、「contact@ipec.or.jp」からのEメールが受信できるよう事前にパソコン・タブレット・スマートフォンの設定を行ってください。
また、迷惑メールフォルダに割り振られていることもございますのでご確認ください。
受講料のお振込の確認をもって、お申込が完了となりますのでご了承ください。
開催場所
ILC国際語学センター東京校
〒107-0052 東京都港区赤坂2-2-19 アドレスビル2F
受講生の声
実務家の先生の講義では、ご自身の実務経験を踏まえた、より実践的な解説をしてくださいました。そのため、条文を使う場面を具体的に想像しながら受講することができました。
受講講座 英文契約書講座( 2022年4月~2022年9月 ) 企業内弁護士 小山様(仮名)(ライブ …
カウンタープロポーザルの作成の仕方やJoint Venture Agreementの実務的な論点など、市販の書籍からはなかなか学べない情報について実体験を交えながら惜しみなく解説して下さいました。
受講講座 英文契約書講座( 2022年4月~2022年9月 ) 企業法務担当者 湯澤様(オンデマン …
原理原則から何度も丁寧に解説いただけたのがとてもよかったです。英文契約の考え方(感覚)が少しわかったような気がします反復による定着とストーリーによる定着が図れました。
受講講座 英文契約書講座(2021年10月~2022年3月) 企業内弁護士 私は、企業内弁護士として …