受講講座
英文契約書講座( 2023年10月~2024年3月 )
企業法務担当者 伊藤様(仮名)
国内自動車メーカーの法務部で、今年の4月から2年目となります。
法務経験としては、新人研修の期間を除くと半年です。現在は、合弁会社の設立事業等に携わっております。
Q1. IPEC英文契約書講座を受講された目的を教えてください。
A1. 法務部の新人研修の一環として、「IPEC英文契約書講座」を受講し、英文契約書の基本構造やレビューの方法等を学ぶ目的で受講していました。業務で英文契約書をレビューしたことがなかった為、本講座を受講するにあたり、実務の場面をイメージしながら受講することを心掛けました。
Q2. 実務で取り扱われている英文契約書の類型やチェックの際に困ることや難しいと感じていることがあれば教えてください。
A2. まだ実務での英文契約書のレビュー経験がないので、実際に困ったという経験はありません。
しかし、講座を通して、英文契約書独特の、長文読解の難しさを感じました。
Q3. 3名の講師の担当講義で習得できたことや実務で役立てることができそうな内容(印象にのこっていること)についてお聞かせください。
A3 -1. 平野先生の講義では、
英文契約書に登場する英語には馴染みの薄い表現のものも多く、そのような表現については、先生がご覧になった洋画などでどのように使われていたかなど、ご自身の体験談をもとに教えて頂きました。
単に、「こういった表現がある」というように学ぶのではなく、使い方や含まれるニュアンスまで教えていただいたことで、その表現を使用する場面を想定することができました。
A3-2. 秘密保持契約、MOU、合弁契約を担当した実務家の先生の講義では、
本講座の目的は英文契約書の基礎知識を学ぶことにありますが、講義の題材となる契約書について、締結する意味や締結するシーン、締結のフローなど詳細にご説明頂きました。先生の講義で扱った契約書を実務でも扱う場面があり、業務の進め方を考えるにあたり参考とさせて頂きました。
A3-3. ローン契約とM&A契約を担当した先生の講義では、
特にM&A契約においては、他の先生同様、契約書のレビューの仕方だけではなく、M&Aに係る業務全体の流れについてもご教示頂きました。また、多くの補助資料をご用意頂き、M&A業務に関する予備知識も培うことができました。
Q4. 本講座では、予習と復習(課題)ができるように毎講の「連絡シート」を配布していました。ご自身の予習や復習の取り組みについては、いかがでしたでしょうか。
A4. 講義で学んだ内容が、どの程度インプットできているかを確認するために使わせて頂きました。
「連絡シート」に要点をまとめて頂いたことで、限られた時間の中で、集中的に予習・復習することができました。
Q5. 本講座では、中間時と修了時にご自身で授業内容を理解しているかなど進捗がわかるように「確認テスト」に取り組んでいただきました。後日、講師からフィードバックもさせていただきましたが、ご感想をお聞かせください。
A5. 「テスト」という名前ですが、実質的には各講義で扱った重要点を確認するようなものでした。講師の方からのフィードバックもあったおかげで、回答として不十分な点を理解することができ、復習に活かしました。内容の理解という点から、中間テスト・修了テストがあったおかげで、学んだことを整理し理解することができました
Q6. 「Q&Aセッション」にご参加いただき、ありがとうございました。質疑応答の内容や担当講師の説明について、ご感想をお聞かせください。
A6. 一つ一つの質問に丁寧にご回答頂きました。自身がした質問に対しても、先生のご経験をもとに教えて頂き、とても参考になりました。
Q7. 対面授業/ライブ配信授業/オンデマンド配信授業の中から、選択された形式の理由を教えてください。
A7. 自宅から教室までが一時間半ほどかかるため、ライブ配信授業を選択しました。
Q8. IPECオリジナル教材や副読本は、実務でも役立てられそうですか。
A8. 使えると思います。英文契約書には、特有の使われ方をする単語が多々あるため、実際のレビューの際に、単語の意味などを把握するために便利であると思います。また、講義ごとに、契約書締結までに気を付けるポイントや、相手方との交渉の中で注意する点なども紹介されている為、業務を進める際の指針になり得ると思います。
Q9. 企業法務担当者や企業内弁護士の方々へ、本講座のお薦めポイントや活用法がありましたらお聞かせください。
A9. 英文契約書特有の表現や単語の意味、レビューの際のコツなどを、講師の方が、ご自身の経験をもとに教えて頂ける為、英文契約書に慣れていない人にとっても理解がしやすいと講座であると思います。
ご協力ありがとうございました。 今後のご活躍をお祈り申し上げます。