実際の契約書のドラフトを例にとりながら説明いただけたので、その日から使える知識を得られました。副読本の書籍2冊も辞書的に使用することができ、実際の仕事の場面でも早速活用させていただいています。

英文契約書講座

受講講座

英文契約書講座(2023年4月~9月)

企業法務担当者 前田様(仮名)

コンサルティング業界の法務部で契約法務を担当して3年目になります。英文契約(ライセンス契約等)は業務全体の3割程度です。

Q1. IPEC英文契約書講座を受講された目的を教えてください。

A1. 現在の企業に転職してきて半年ほどの時期に、会社の上司から紹介があり、ちょうど英文契約を担当する比率も上がってきたタイミングだったこと、スキルアップのために受講しました。

Q2. 3名の担当講師の講義内容で習得できたことについてお聞かせください。

A2. 平野先生の講義では、起案学という観点から良い条文の書き方・悪い条文の書き方を、根本的な考え方の部分から説明いただけたのが大変参考になりました。実際の契約書のドラフトを例にとりながら説明いただけたので、その日から使える知識を得られました。副読本の書籍2冊も辞書的に使用することができ、実際の仕事の場面でも早速活用させていただいています。

秘密保持契約・合弁契約を担当された実務家の先生の講義では、豊富な実務経験を踏まえて、実際に顧客と交渉になった場合にどのような方法がとれるのか、どういった点に注意すべきでどこまでなら妥協してもよいのか、といった点を多数教えていただけたのが有難かったです。実際の交渉場面をイメージしながら受講できました。参考条文なども複数パターンを提示していただき、自分の中の選択肢を増やすことができました。

ローン契約とM&A契約を担当された先生の講義では、金融機関でのご経験を踏まえて英文契約だけでなく和文の契約も含めたローン契約、M&A契約それぞれの根本的・体系的な考え方をご教示いただき、その上で海外企業との契約において特に注意しなければならない点を踏み込んで説明いただけたので、短い講座期間で密度の濃い知識を得ることができました。参考資料も非常にたくさん用意いただき、有難いの一言でした。ちょうど自分の業務で勉強が必要なタイミングだったので、テキスト・参考資料ともに活用させていただきました。

Q3. オンデマンド配信の受講形式を選択された理由をお聞かせください。また、その形式のメリットとデメリットがありましたら教えてください。

A3. オンデマンド配信で受講しました。平日は仕事の都合で落ち着いて受講できなさそうだったのでオンデマンドを選択しましたが、休日に自宅でゆっくり受講できたのは良かったです。わからなかった箇所を巻き戻して観られたのもメリットでした。デメリットは特段感じませんでしたが、リアルタイムの臨場感を感じるのもそれはそれで良かっただろうな…と思っています。

Q4. 「Q&Aセッション」にご参加いただきましたが、質疑応答の内容や担当講師について、ご感想をお聞かせください。

A4. 質問内容、講師のご説明ともにとても良かったです。自分自身は授業ではあえて質問するほどではないけど気になってきた疑問を質問させていただきました。他の方の質問も、自分自身が気づかなかった点に触れられていたので参考になりました。いずれの質問にも講師の先生が詳しく回答をしてくださったので勉強になりました。

Q5. 今後、企業法務担当者として、どんなキャリアをつんでいきたいと思いますか。

A5. 契約審査にとどまらず、ビジネスの観点を踏まえた総合的なアドバイスや法的分析ができる法務パーソンを目指したいと思っています。今回受講させていただいた英文契約に関していえば、契約書のドラフト上の文言交渉にとどまらず、相手先との実際の交渉にも耐えるようなスキル、交渉力を身につけていけたらと考えています。

Q6. 企業法務担当者や企業内弁護士の方々へ、本講座のお薦めポイントや活用法がありましたらお聞かせください。

A6. 英文契約を基礎から学びたい方、特定の契約類型(M&A契約やライセンス契約等)を学びたい方、いずれにもお勧めできる講座だと思います。日常的に英文契約に対応されている方は勿論ですが、普段あまり英文に触れる機会の無い(けれどスキルとして身につけたい)という方にとっても、週に1回(約2時間)、半年間継続して英文契約に接せられる機会になりますので非常に有益だと思います。ぜひ多くの方に活用いただきたいと思います。

ご協力ありがとうございました。 今後のご活躍をお祈り申し上げます。