講師の方々が実際に経験したエピソードも聞け、書籍で勉強するだけより得るものが多いと思います

英文契約書講座

受講講座

英文契約書講座(2020年10月~2021年3月)

企業法務担当者  久保様(仮名)

久保様は、 現在部品メーカー系企業で国際法務を担当しています。
法務業務に携わって4年目です。

Q1. IPEC英文契約書講座を受講された目的を教えてください。

A1. 典型的な英文契約書に関する体系的な知識と実務ポイントを習得するためです。
これまで、英文契約の単発のセミナーには参加していましたが、まだ知識が足りないと思うことが多く、最近、国際法務の主担当になったので、一度じっくり学びたいと考えました。

Q2. 実務で取り扱われている契約書の種類、英文契約の難しいと感じていることがありましたら教えてください。

A2. 英文契約に限定すると、NDA、売買契約、業務委託契約、販売店契約、ライセンス契約、MOUが多いです。
英文契約を起案する際に、自分なりに英米法の法理等を調べて英文契約のドラフティングをしていますが、なかなか効率的にできていないことが多く、起案内容の正確性を含め難しいと感じています。

Q3. 本講座の内容と3名の担当講師陣について教えてください。

A3. 総じてとても役立つ内容だったと思います。
平野先生は、とても楽しそうに、英文契約の条項の背景にある英米法の法理等を丁寧に教えてくださいましたので、今後の実務でも原理原則から考えられるようになり、応用力がついてきたと感じています。
2名の実務家の方々は、実務ポイントをわかりやすく教えてくださいました。
すぐに実践できることも多く、経験談も豊富に交えてレクチャーしてくださいましたので、とても勉強になりました。

Q4. 本講座で学んで、習得できたことや実務に役立てられることを教えてください。

A4. 典型的な英文契約の型や実務上の留意点を習得できたことです。
授業で使ったテキストそれ自体が、参考書となり、手元に置くだけで、すぐ内容を参照でき有用性が高いです。
授業中に教えてもらったドラフティングの参考になるWEBサイトや補助教材も、実務で役立つことばかりです。
個人的には、修正契約書・終了契約書を起案する場面が多いので、授業で扱っていただけたのは非常に良かったです。

Q5. 対面授業とオンライン授業での受講でしたが、よかった点や不都合な点がありましたら教えてください。

A5. 対面授業は、授業の合間の休憩時間や授業終了後に、講師に直接質問したり、他の受講生の方々との交流もあって良かったと思います。
その反面、平日夜の開催であり、業務の関係で、どうしても都合をつけられない時もありました。(ただ、その場合は、オンデマンドで授業を視聴できました。)
オンライン授業は、通学が必要なく、好きな場所で授業を受講できたのは良かったです。
ただし、講師や他の受講生との交流がなくなってしまったのは、コロナで仕方ない面があるとはいえ、少し物足りなく寂しい感じもしました。

Q6. 最後に、企業法務担当者や企業内弁護士の方々へ、本講座のお薦めポイントや活用法がありましたらお聞かせください。

A6. 約6カ月かけて、複数の英文契約書を連続してじっくり学べる講座は、他にはないと思います。
初心者からでも、英文契約の起案ができるように、非常に丁寧に教えてくれます。
テキストも、授業で扱う契約類型ごとに冊子になっていて、授業後に参照しやすいです。
しかも、講師の方々が実際に経験したエピソードも聞けるので、書籍で勉強するだけより得るものが多いと思います。

ご協力ありがとうございました。久保様の今後のご活躍をお祈り申し上げます。