表面的なレビューのテクニックではなく、英文契約書の基本となる考え方などから学べますので、いきなり英文契約書をレビューすることになった方には本講座をお勧めします。

英文契約書講座

受講講座

英文契約書講座(2025年4月~2025年9月)

企業法務担当者 椎名様 (仮名)

私は、国内メディアの法務部に10年以上在籍した後、昨年、商社に転職をしました。現在は、契約書審査・作成、法律相談等の業務に従事しています。

Q1. IPEC英文契約書講座を受講された目的を教えてください。

A1. 現職ではレビューする契約書の3割が英文契約書ですが、前職では契約書レビューに限らず業務で英語を使うことがなかったので、理論からしっかりと英文契約書を勉強する必要性を感じ、自己研鑽で受講することを決意しました。

Q2. 実務で取り扱われている英文契約書の種類やチェックの際に難しいと感じていることがあれば教えてください。

A2. 日本語の契約書を翻訳すれば英文契約書になるというものではなく、英文契約書特有の表現や考え方に慣れるまで時間がかかりました。ちょっとした言い回しについて何が正確なのか、また、一般的ではない類型の契約書や合意書のレビューや作成の依頼があったとき、どのようなものを参考にすればよいか、迷うことがあります。

Q3. 講師3名の講義で習得できたことや実務で役立てることができそうな内容についてお聞かせください。

A3-1. 平野先生の講義では、執筆された書籍を講義の中で使い、具体的な文章を例示してご説明いただきました。他の講座や書籍等ではあまり説明されていないようなことも学べて有意義でした。

A3-2. 秘密保持契約、MOU・変更契約・終了契約(実務)、合弁契約を担当した先生には、明快にわかりやすくご説明いただきました。また、実務に役立つウェブサイト等の紹介などもありました。変更契約などは、日々の実務では作成が求められることが多いのに、書籍や講義などで扱われることが少ないので、様々な表現のパターンを学べて良かったです。

A3-3. ローン契約とM&A契約を担当した先生は、質問にも気さくに答えてくださり、参考資料も豊富にいただきました。特に、M&Aについては、契約書単体というよりは、取引全体の枠組みや時系列の理解から、わかりやすく教えていただきました。

3名の先生は、それぞれ個性は異なれど、どの先生もご自身の豊富な実務経験を踏まえて説明してくださったので、法務担当者として多くの学びがありました。ありがとうございました。

Q4. 講座期間内に授業とは別日程で開催した「Q&Aセッション」にご参加いただき、質問事項をお寄せいただきました。質疑応答の内容や担当講師の説明について、ご感想をお聞かせください。

A4. 他の受講者の質問・回答をあわせてシェアでき、価値ある時間でした。1時間という時間も適切だったように思います。

Q5. 対面授業でご受講されましたが、この形式でよかった点を教えてください。

A5. 個人的には、ウェブより対面での受講の方が、集中できる気がしました。他の受講者の方もいらっしゃるので、自分だけではなく、他の方も前向きに受講されている姿をリアルに感じられます。
また、講義終了後、ちょっとした質問に先生が答えてくださったりもするので、可能であれば、対面での受講をお勧めします。

Q6. IPECオリジナル教材や副読本は、実務でも役立つと思いますか。

A6. 今後、実務上も、起案の時に参考にしたいと思います。また、ご紹介いただいた、契約書表現の参考になるサイトなども活用したいと思います。

Q7. 企業法務担当者・企業内弁護士・国際事業に携わっている方々へ、本講座のお薦めポイントや活用法がありましたらお聞かせください。

A7. 表面的なレビューのテクニックではなく、英文契約書の基本となる考え方などから学べますので、いきなり英文契約書をレビューすることになった方には本講座をお勧めします。

ご協力ありがとうございました。 今後のご活躍をお祈り申し上げます。